魚住 昭 著 「官僚とメディア」 P128

情報には魔力がある。それがディープなものであればあるほど情報の出し手と受け手の一体感が強まり、それに伴って受けてのだし手に対する批判的な目は失われていく。
もっと有り体に言えば、記者は無意識のうちに自らの情報源にひざまずいてしまう。
マスコミが客観報道主義を標榜する限り、それを防ぐ手立てはほとんどない




客観報道主義とは、記者の主観を徹底的に排除し、事件・事故を担当する官庁が発表する内容を元に記事にしていくことです。

つまり誤報があった場合、その原因は発表した側にあるというわけですね。
著者は、客観報道とは無責任報道の別名、と切り捨てています。

これは朝日・読売、どこのメディアでも同じとのこと。
どのメディアも同じような行動を同じ取材対象に対して行うので、最近よく言われるメディアスクラムの原因となってしまっているようです。

偽造耐震事件やライブドア事件、NHK番組改編問題などを例にとり、官僚の暴走とそれを止められないメディアの無抵抗ぶりが次々と暴かれていきます。
私は新聞やテレビを見なくなって久しいのですが、なんだかやるせない気持ちになってきます・・・


官僚とメディア官僚とメディア
(2007/04)
魚住 昭

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