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書は身を助く

どんな本にも必ず学べることがある。ビジネス書から小説まで、読んだ本のエッセンスを毎日紹介します

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うそとホント

ブリジット・ラベ/ミシェル・ピュエシュ 著 「うそとホント」 P8

うそをつくということは、変装したり、仮面をかぶったりすることに似ている。仮面をかぶれば、だれだかわからなくなるから、なんでもできるような気になる。うそだと思えば、そういうつもりじゃなかったんだとあとで言いわけできるから、なんでもできるような気になる。うそだと思えば、ひどいことも平気で言える。自分はうそで守られているから、安心だと思う。


P46

にせものも創作もイマジネーションも、そして小さなうそも、みな大切なものだ。それはわたしたちをほんものの世界から外に出してくれる。自分たちがたったひとつの世界に閉じ込められていると感じないようにしてくれるのだ。つまり、本当とうそは敵同士ではなく、相性のいい味方同士なんだ!


「難しい哲学用語を一切使わない」をコンセプトにした「哲学のおやつ」シリーズのうちの1冊です。
本書には、タイトルの「うそとホント」ともう一つ「しあわせとふしあわせ」の2テーマが収められています。

小学校高学年くらいの子供向けなので、文章はとても平易ですが、ところどころ大人もドキリとする様な深い言葉が出てきて、色々と考えさせられます。

まずは「うそとホント」。
子供に「うそをついてはいけません」と闇雲に言い聞かせるのはどうだろう?
当の大人たちは、状況によってうそとホント(本音と建前)を使い分けているのに。
この世から、うそをなくしてしまったら、おそらく日々の生活は本音ばかりの殺伐としたものになってしまいます。
時にはうそも必要。かといって、うそを大っぴらに奨励するのも気が引ける・・・わかっちゃいるが上手く伝えられない。

本書は、子供の生活にありがちなエピソードを交え、「うそを言ってはいけない場合」と「うそを言った方がいいかもしれない場合」を上手く紹介しています。
P23

「いつも本当のことを言うべきであって、うそはとてもいけないことだ」という考えと「人を傷つけてはいけない」という考えのどちらを取るか、そうかんたんには決められることではない。



後半の「しあわせとふしあわせ」ですが、こちらは大人も読むべき内容と感じました。
「うそとホント」は成長するにつれて、自然と学べると思いますが「幸せって何?」と聞かれて上手く説明できる大人は果たしてどれだけいるでしょうか?
P58

不幸がどういうものかについては、それなりにわかっている。でも、幸福についてはどうだろう?じつは、それが何かをわかっていないことが多いのだ。たぶん、そのせいで幸福はなかなか見つからないのだろう。さがすのをあきらめてしまうことだってある。


ある出来事の「意味」というのは客観的に見ると一つしかありません。
新車を買う。試験に落ちる。電車に間に合う。恋人に振られる。就職する。事故にあう・・・etc。

ところが主観が入ると、幸せにも不幸にもなります。すなわち「いい解釈をすれば幸せ。悪い解釈をすれば不幸せ。」
「しあわせとふしあわせ」を読むと、「自分にとって幸せってなんだろう?」と考えるようになれます。


子供に読ませるもよし。親子で読んで意見を述べ合うもよし。親が読んで、自分の言葉で伝えるもよし。
ちょっと平仮名が多いのがつらいですが、よく効く哲学のおやつ、お勧めします。

うそとホントうそとホント
(2004/04/25)
ブリジット・ラベ、ミシェル・ピュエシュ 他

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二日に一冊読破を目標としている30代エンジニア

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