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書は身を助く

どんな本にも必ず学べることがある。ビジネス書から小説まで、読んだ本のエッセンスを毎日紹介します

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世界一やさしい問題解決の授業

渡辺 健介 著 「世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく」 P17

たとえば、まったく同じ才能を持った3人がいるとしましょう。スタート地点では、全員100の力があると仮定します。しかし、「考え抜き、行動する癖」がある人とない人では、進化するスピードが違います。Aさんは毎月1%で進化し、Bさんは5%、Cさんは10%で進化する。
さて、3年後には、どれだけの差が出ていると思いますか?


今日紹介するのは、マッキンゼーで問題解決の考え方を学んだ著者が、中学生向けに易しく解説した、今とても売れている本書。
「子供をターゲットにしたビジネス書」ですね。最近こういうのが流行っているんだそうです。
教育熱心な親が買う一方で、普段本を読まないビジネスマンが自分用に買うんだとか。
確かに大人が読んでも興味深いものになっています。

さて問題解決能力とは、何か。本書の帯にはこうあります。
・多面的に物事を見る力
・本質を見極める力
・打ち手を具体的な行動に落とし込む力

現状を把握し、問題の原因となっているものを見極め、その解決策を策定し、そしてここが一番大事なのですが、実際に行動に移す。
大人でもなかなかできないこのテーマを、平易な文章と親しみやすいイラストを使って解説しています。

本書では、自分で考え行動することが出来るタイプを「問題解決キッズ」と命名。
一方でいつまでたっても物事を解決できないタイプを、
・グチばっかりで動きもしない「どうせどうせ子ちゃん」
・言いっ放しで人任せの「評論家くん」
・やる気はあるけどあさっての方向に進む「気合でゴーくん」と命名。
二つのタイプの違いを明確にし、問題解決キッズになる為の思考法や、問題解決の為のツールを、3つのストーリーで紹介しています。

そのストーリーとは
1.観客数を増やしたいバンド3人組
2.半年後に中古パソコンを手に入れたいタロー君
3.アメリカの学校に留学したミナミちゃん

バンド3人組編では、原因の分析方法と解決策の決定を学びます。
出発点は、「観客が少ないのはなぜ?」

タロー君編では、目標の設定方法と達成方法の決定を学びます。
出発点は、「パソコンを買うのに必要なのはあといくら?」

ミナミちゃん編では、意思の決定方法を学びます。
出発点は、「候補となる学校の良い点は?悪い点は?」


それぞれのストーリーで詳しく紹介されているツールは以下のようなもの。
・「仮説の木」
・「良い点悪い点リスト」
・「評価軸×評価リスト」
・「分解の木」
・「はい、いいえの木」
・「課題分析シート」

まあ本書を読んだところで、すぐに問題解決キッズになれるとは思いませんが、悩める中学生の道しるべにはなると思います。
何か課題・問題が浮かび上がってきたら、本書を手引きに「考える」「行動する」を繰り返し、だんだんと学べていけることと思います。


問題解決能力について著者が前書きで、「なぜこれをもっと早く教えてくれなかったんだろう」と書いていますが、私もまったく同感です。
今の教育制度では、なかなかこういうことを教えてくれませんよね。
子供の頃に、本書の様な易しい問題解決のための思考法について書かれた本があれば、どんなに良かったことか。

冒頭で紹介した3年後の差ですが、AさんとCさんは22倍、BさんとCさんでも5倍の差が。
小・中学生のお子さんを持つ人は、一度手にとってみることをお勧めします。

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
(2007/06/29)
渡辺 健介

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二日に一冊読破を目標としている30代エンジニア

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