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書は身を助く

どんな本にも必ず学べることがある。ビジネス書から小説まで、読んだ本のエッセンスを毎日紹介します

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頑固な羊の動かし方

ケヴィン・レーマン/ウィリアム・ペンタック 著 「頑固な羊の動かし方―1人でも部下を持ったら読む本」 P110

「この杖は、人々を導くという責任をあらわしている。羊飼いの一日の最初の仕事は、小屋から羊を外に連れ出し、新鮮な牧草地を見つけることにはじまる。だから、彼らは地形を知らなくてはならないのはもちろん、どこに新鮮な草が生えているか、またそこに群れを導く術を知らなくてはならない。熟練した羊飼いにはそれができる。彼は一人の力で、百匹以上の群れを遠くまで導くことができる」


本日紹介するのは、部下を管理するためのコツが学べる一冊です。
本書のユニークな点は、ただ単にノウハウをまとめたのではなく、物語形式になっているところ。

ビジネススクール卒業後に就職する会社で、いきなり9人の部下を率いることになってしまった主人公である「私」。
マネジメントに自信がない「私」が、アドバイスを貰いにニューマン教授をたずねる所から物語は始まります。

卒業までの毎週土曜日を講義に充てるという条件で、ニューマン教授は「私」の指導を引き受けます。
そして最初の土曜日朝。教授は所有する牧場に「私」を連れて行き、一緒に羊の面倒を見ることに・・・。


面食らう主人公ですが、教授は至って真面目。

実は羊飼いの仕事に、マネジメントのためのヒントが隠されているのでした。
教授はそのコツを、「羊飼いの7つの智恵」と呼び、羊飼いの仕事を通してひとつずつ説明していきます。

羊飼いの7つの智恵とは以下のようなもの

・一頭一頭に目を配り、群れをよく知る
・それぞれの個性を引き出すために、羊たちの強みをつかむ
・自ら近づき、心を開いて羊と信頼関係を結ぶ
・羊たちが安心できる牧草地を作ることに全力を挙げる
・たたいて動かすのではなく、杖を使ってそっと導く
・羊たちを毅然とした態度で守る
・羊飼いの心を身につける



最初は戸惑っていた主人公も、羊を例にした講義を聴いているうちに、人を管理するためのノウハウを修得していきます。
読者も、主人公の悪戦苦闘する様を通して学んでいける、なんとも不思議な物語です。

各章の最後には、主人公が学んだポイントが簡潔にまとめられていて、後から読み返す時にも便利です。
本書の副題としてあるように、「一人でも部下を持ったら読む本」でしょう。

私はこの「羊飼いの智恵」が、子育てにも適用できるのではないかと考えました。
羊は子供。牧場は家庭。そして羊飼いは、親。

羊飼いの智恵を育児に当てはめてみると、こうなります。

・子供一人一人に目を配り、子供たちをよく知る
・それぞれの個性を引き出すために、子供たちの強みをつかむ
・自ら近づき、心を開いて子供たちと信頼関係を結ぶ
・子供たちが安心できる家庭を作ることに全力を挙げる
・たたいて動かすのではなく、方向を示してそっと導く
・子供たちを毅然とした態度で守る
・親の心を身につける


こうしてみると、この物語は、マネジメントの話でもあり、リーダーシップの話でもありそうですね。
部下、後輩、子供などなど、誰かを指導する立場にある人は、楽しく学べる一冊かと思います。

頑固な羊の動かし方―1人でも部下を持ったら読む本頑固な羊の動かし方―1人でも部下を持ったら読む本
(2005/08)
ケヴィン レーマン、ウィリアム ペンタック 他

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二日に一冊読破を目標としている30代エンジニア

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