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書は身を助く

どんな本にも必ず学べることがある。ビジネス書から小説まで、読んだ本のエッセンスを毎日紹介します

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個人的な愛国心

日垣 隆 著 「個人的な愛国心」 P210

もちろん、別に日本を離れなくても、自分の国について客観的に「考える」ことができるはずです。愛国心は人並みにあると思うものの、愛国心という抽象的なものでがんじがらめになっているわけでは全然ありません。今も昔も、愛国心についてもっともらしい議論を好むのは男たちです。大上段から構えるのではなく、地に足をつけた、具体的な思考ができないか。そう願って、この本を書きました。


本日紹介するのは、気鋭のジャーナリストによる時事論評です。
テーマは、政治、年金、死刑に郵政、米軍マスコミに耐震偽装、歩道の自転車からトイレの便座まで、と「半径五メートルから世界情勢まで」多岐にわたっています。

世間に広がっている様々な矛盾やウソ、腐敗や欺瞞を次から次へとぶった切る、実に小気味いい一冊となっています。

著者の鋭い指摘の数々に、色々と考えさせられます。
考えもしなかったようなことを著者は目ざとく拾い上げ、様々な問題を提起します。

それでいて、あまり堅苦しくない文体と、ところどころに添えられるユーモアで、一気に読み通せるあたりはさすがだと思いました。
一つのテーマを長々と論じるのではなく、どれも3?4ページ程度と短くまとまっていて非常に読みやすかったです。
どこから読んでも楽しめる。ちょっとした隙間時間に読める。私の好きなスタイルですね。


タイトルに「愛国心」と銘打ってありますが、面白いことに「愛国心」というテーマは一切ありません。
著者は、日本を「愛しているという実感はない」としていますが、「好き」とは思っているし沢山希望を持っている、とも言っています。
しかしながら、辛口の批評からは著者の日本に対する愛が感じられました。
こういう問題提起が、著者自信の「個人的な愛国心」ということでしょう。

裏表紙にある「疑心社会を徹底的に検証すれば、日本の未来が見えてくる。」との言葉通り、批判や苦言は、日本の将来を真に憂慮してこそ、だと思います。

私も身の回りや世間の出来事を少し批判的な目で見ようという気にさせられました。

第1章『疑心社会の入り口で』
第2章『岐路に立つ』
第3章『メディアを突き放す』
第4章『日常の中の喜怒哀楽』
第5章『家族のゆるぎ』
第6章『新しい知のすがた』
第7章『そこに出口が』


個人的な愛国心個人的な愛国心
(2007/01)
日垣 隆

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二日に一冊読破を目標としている30代エンジニア

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