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書は身を助く

どんな本にも必ず学べることがある。ビジネス書から小説まで、読んだ本のエッセンスを毎日紹介します

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自分の小さな「箱」から脱出する方法

アービンジャー・インスティチュート金森 重樹 監修「自分の小さな「箱」から脱出する方法」 P145

自分の感情に背いていると、自分を正当化するような見方で自分自身を見るようになる。そしてそのイメージを、状況が変わっても持ち続ける。だから状況が変わっても、相変わらず箱の中に入っているわけ。人を人としてまっすぐに見られず、自分で作り出した自己正当化イメージを通してしか見られなくなっているの。


本日紹介するのは、独特の表現を用いて、人間関係のトラブルを見事に解決する力を秘めた一冊です。

ザグラム社に入社した主人公トム・コーラムが、上司のバド・ジェファーソンとの面談で「君には問題がある」と言われるところから始まる物語。
バドは「箱に入っている」という表現を用いて、トムの、部下に対する接し方をとがめます。

箱に入っている、とはザグラム社における「自己欺瞞」のくだけた表現のこと。
人は、他の人のためにすべきだと感じた事に背くことがあります。これが「自己欺瞞」。

自己欺瞞に冒された人は、自分を正当化させるようになります。
自分を正当化させるために、他人を責める口実を見つけようと躍起になり、関係が壊れていってしまいます。

ザグラム社は、社員に対してこの「自己欺瞞」と向き合うプログラムを作り上げたことで、目覚ましい業績を上げることに成功します。
このプログラムによって、トムは自分の問題をどう認識し、改善していくか、物語は進んでいきます。

本書の物語を通して、


・人はいかにして「箱」に入ってしまうのか
・「箱」入ってしまうとどうなるのか?
・どうやって外に出るのか?
・「箱」の外に居続けるためにはどうすればいいのか?


などなどを学んでいくことができます。


小説形式で進められていき、内容も身近な例を用いて説明がなされているので、非常に読みやすかったです。
250ページ超ですが、適度に挿絵やまとめの図が入っているので、ボリュームはあまり苦になりません。

ところどころに入る小見出しもすべて目次に含まれているので、繰り返し読むにも適しています。


仕事でも家庭でも人間関係で何か問題があると感じている人は、本書を手に取り、「果たして自分に非はないのだろうか?」と自問自答してみて下さい。
本書を読めば、きっと「何とかしたい」と思うことでしょう。
私も何かと理由をつけて家事の手伝いをサボりがちだったのですが、正月休み中にこの本を読んでから、ごくごく自然に家事を手伝っている自分がいて、ちょっとビックリしています。


第1章『君には問題がある』
第2章『自分だけが気づいていないこと』
第3章『何も見えない状態に陥るとき』
第4章『様々な問題のもとになっている一つの問題』
第5章『効果的なリーダーシップを支えるもの』
第6章『自己欺瞞に冒されている人ほど問題が見えない』
第7章『目の前の相手は「人」か、「物」か』
第8章『うまくいかないのは自分だけが悪いのか?』
第9章『箱に入っているのは、あなた一人じゃない』
第10章『箱の中に押し戻されてしまうとき』
第11章『あなたを箱の中に追い込む「自分への裏切り」』
第12章『ほんとうに相手が悪いのか?自分を正当化できるのか?』
第13章『他の人たちが何を必要としているか』
第14章『なぜ自分ばかりが責められるのか』
第15章『自分の気持ちはどこに向いているか』
第16章『箱の問題は、なぜ解決しなければならないか』
第17章『「素直な自分」を引き出す』
第18章『「どうすれば箱の中から出られるか」』
第19章『人として、相手と接する』
第20章『箱の中にいるときにしても無駄なこと』
第21章『自分が楽な人間関係を選択する』
第22章『何のために努力するのか』
第23章『本気にならなければ人はついてこない』
第24章『二度目のチャンスは用意されている』



自分の小さな「箱」から脱出する方法自分の小さな「箱」から脱出する方法
(2006/10/19)
アービンジャー インスティチュート、金森 重樹 他

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コメント

書評を拝見しました。

どうも初めまして。

仕事がデキル人ほど、箱のなかに入ってしまうのかもしれません~
さすがに前置きが長すぎる気がしますが、結論は「箱のなかに入ってしまうリスク」との
比較ということでしょうか?
日々の小さな場面ではこの本に近い現象は起こっているので、
結構考えさせられる本でした。

ではでは、また遊びにきますね~

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二日に一冊読破を目標としている30代エンジニア

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