【本日の一冊】



柴田 英寿 著 「会社というおかしな場所で生きる術」 P12

私は、「できるだけ余計なことに拘束される時間を短くすることで、道が開ける!」と思っています。もちろん、昇進や昇給は犠牲になる部分もありますが、それらはごく表面的なことです。拘束される時間を短くすることで手に入れた心と時間のゆとりによって、最終的に得られるものは何倍にもなっていくはずです。




【感想】


本日紹介するのは、サラリーマンという身分でありながら学会の理事や大学教員としても活躍する著者がおくるサラリーマン論です。


本書の副題には、「使われるサラリーマンから、使いこなすサラリーマンへ」とあります。
「使われる」というのはおそらく「会社に使われる」ということでしょう。「使いこなす」については色々考えられますね。
「会社を使いこなす」も当てはまりそうですが、私はもう少し範囲を広くして「人生を使いこなす」と読みました。

考えてみれば、大半の人が、20代前半から50代後半という人生の最高潮の時期を会社勤めに費やします。
会社に使われることが人生だけではありません。
著者の言うとおり、人生には会社以外にも大事なものがあるはず。

会社で過ごす時間をできるだけ少なくして、社外で過ごす時間を増やす。
社外で過ごした時間が、仕事にも活かされるだろう、という著者の意見にはすごく同意できます。

まあ、そのためには自分をしっかりと鍛えないといけないんですがね。私も早くそんなことが語れるくらいになりたいです。
本書では、そんな私のような人間が、サラリーマンとして一人前になるための心構えや、頭の鍛え方などが丁寧に解説されています。


著者の勧める本や映画のタイトルが索引として最後に出てくるのもいいですね。
どれも有名なものですが、未読のものがいくつかありました。早速チェックしないと・・・

第一章「しがないサラリーマンのままでいいですか?」というタイトルにドキッとした人は、読んでおいた方がいいでしょう。


【速読のポイント】


サブタイトルには、これから展開される話のエッセンスが凝縮されています。
サブタイトルを読み、著者が何を言わんとしているのか簡単に想像でき、かつ自分も同意できる場合があります。
そんな時は、軽く読み流してどんどんと先に進んでしまいましょう。

私の例でいうと、2章の「資料づくりのほとんどは無駄」や「世の中の大半は頭を鍛えたことがない人たち」というくだりは、「まったくその通り!」と思っているので、すっ飛ばしました

本を読むときに一番刺激になるのは、今まで自分が思いもしなかったような考えを著者から提示されたときだと思っています。
「うん、うん、そうそう」と100%同意できる文章を読んでも何も学ぶことはできません。


【こんな人に】


・サラリーマンの人
・既得権にしがみついている人
・書類を作ることが仕事と思っている人

【関連書籍】



同じ著者による、こちらの書籍もなかなかいいですね。
サラリーマンにありがちな無駄な時間を省くノウハウが満載です。

「お先に失礼!」する技術


【目次】


第1章『しがないサラリーマンのままでいいですか?』
第2章『会社というおかしな場所で生きる術』
第3章『幻想にまどわされない術』
第4章『組織が仕掛ける罠を見破る術』
第5章『“飽き飽き”感が本当の変化につながる』
第6章『サラリーマンの世界を広く捉える』
第7章『サラリーマン人生を豊かにするための頭の鍛え方』
第8章『先入観との決別が人生を成功に導く』
第9章『サラリーマンとしてもう一度生まれ変わる』
実録 『私、柴田英寿はいかにして組織の壁を破ったか』
第10章『サラリーマンにも大リーグはある』


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http://wordsfrombooks.blog120.fc2.com/blog-entry-79.html丁寧かつ的を得た解説ありがとうございます。「使いこなす」は会社を超えて「人生を使いこなす」という読み方、著者を超えています。速読のポイントもうなづけます。ありがとうございます。著者
2008/02/05(火) 21:31:50 | 働き方をちょっと考えてみよう