【本日の一冊】
ダン・ケネディ
私は、三〇人の新しい患者さんに来てもらうひとつのやり方は知りませんが、一人の新しい患者さんに来てもらう方法を三〇通りは知っています。
そして私は、その三〇通りをすべて実行するのです。
−ある成功した専門医の言葉
【感想】
本日紹介するのは、アメリカを代表するカリスマ・コンサルタントが「成功に至る唯一の法則」を解説した一冊です。
本書のサブタイトルには、『世界的グルが教える「大量行動の原則」』とあります。
「大量行動の原則」とは、本日引用した、ある専門医の言葉そのものですね。
プラン1、2、3、・・・・プラン30、とあった場合、まずプラン1をやってみる。だめだったらプラン2、その次がプラン3・・・。
私たちがやってしまいがちな方法です。
成功者でもある著者は、それを同時にいっぺんにやれ!と説きます。
一つ一つ順番に試していたらとてもじゃないが時間がかかりすぎてしまう。
改善するプランがあるなら、同時に、いっぺんに行動しろ!ということです。これが「大量行動の原則」。
実際著者の経営する会社が壁にぶち当たったとき、彼は16ものプランを考え、そしてそのプランをすべて同時に行ったと言います。
第11章に、その16のプランが具体的に紹介されています。
確かにこれを全部同時に行ったとしたら、なんとかなっちゃいそうですね。
でも果たしてこの16のプランを同時に行える人がどれだけいることか。実行に移す前に尻込みしてしまいそうな気がします。
そこが成功者と凡人の差なのでしょう。
さてさて、著者が説く「成功に至る唯一の法則」とは何か?それは本書の最後のページに一言出てきます。
「○○○○○○!」
そりゃまあそうだよな・・・、とは思うのですが、なかなかできないものです。
本書では、著者の成功哲学が語られていますが、すべてはこの「○○○○○○!」に凝縮されます。
読み終わった後は、非常にポジティブな気分になれますね。
壁にぶち当たっても、乗り切る方法をいくらでも考え出して実行に移せるような気がします。
幸いなところ現在の私にはあまり壁にぶち当たっている実感がないのですが、いつか役に立つと思わせる一冊でした。
【速読のポイント】
まず、目次を読みます。章のタイトルはもちろん、小見出しが全て掲載されていますが、これらを読むだけでも本書のエッセンスの雰囲気をつかむことができます。
重要なポイントは、太字・大きな文字・囲みで強調されています。
そこに注目して、パラパラと読んでいきます。
気になるところがあってもまずは最後まで、重要なポイントを拾っていきます。
まずは、全体の雰囲気をつかむ。これが早く読むコツです。
(その理由は今後説明していきますが、実際何度もやってみれば自分でも分かるようになります。)
一つのトピックにいくつも例を提示されることがあります。
例えば本書には逆境に負けず頑張っている人の例として、シングルマザーの靴磨き人と障害を持つ二人の男性の話が出てきます。
著者がこれらの例から何を言わんとしているのか、感じ取ることができれば、例の話を最初から最後まで読む必要はありません。
【こんな人に】
・短期間である分野の専門家になりたい人
・何かを改善したいと思っているのに、なかなか結果が出ない人
・成功に至る唯一の法則を知りたい人
【関連書籍】
本書の最後に出てくる「ガルシアのメッセージ」は、こちらの本に全文が掲載されています。
原典は非常に古い本ですが、明治時代に広く読まれたというベストセラーです。
とても薄い本ですが、色々と考えさせられることがあり、お勧めです。
あなたはガルシアに手紙を届けられるか?
【目次】
第1章『がんじがらめの牢獄「あなた自身」から脱出する方法』
第2章『自分の人生を生きる「奇跡の公式」』
第3章『成功に必要な情報を確実に手に入れる方法』
第4章『他人のいいなりにならない方法』
第5章『大きく「稼ぐ」ための方法』
第6章『不安を克服するための方法』
第7章『内なる助言者の声に耳を澄ませ!』
第8章『最強の人脈を手にする方法』
第9章『あなたの給料を少なくとも二倍にする方法』
第10章『売り込みの達人になる方法』
第11章『「行動の最大化」こそが最大の成功を生む』
第12章『どん底からはい上がって成功を手にする方法』
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