【本日の一冊】
ケン・ブランチャード
結果のためにあやまるのではなく自分がまちがっていると知りそうするのが正しいことだと思うからこそあやまるのだ。
本日紹介するのは、効果的な謝罪の仕方を教えてくれる一冊です。
本書は物語形式で話が進んでいきます。
主人公を取り立ててくれた社長がミスを犯し解任されるかもしれないという窮地に立たされます。
そんな社長を救おうと、主人公は「一分間マネージャ」に助けを求め、「一分間マネジャー」は主人公を別荘に招きます。
主人公は、「一分間マネジャー」とその家族から効果的な謝罪法「一分間謝罪法」をレクチャーされる・・・というストーリーです。
一分間謝罪法を簡単にまとめると
・自分が悪かったと正直に認める。
・全ての責任をとる。
・できるだけ早く謝罪する。
・どんな悪いことをしたのかを明確に相手に伝える。
・そのことについてどう感じているかを相手に伝える。
もし私が誰かに本書で紹介された方法で謝罪されたら、許さないわけにはいかないと思いましたね。
これほど心のこもった謝罪をされたこともなければ、もちろん自分でもしたこともないと思います。
単なる言葉の上での「ごめんなさい」「すいません」で済ませてしまいがちです。
まあ全てが全てこんな謝罪の仕方をしていたら、大げさなことにしまいますが、
最近、企業の不祥事が目立ちます。
謝罪会見を開き、対策を立てたにも関わらず、叩かれてしまう企業が続出しています。
中にはヒステリックな報道の被害者もいるでしょうが、根底にあるのは、その謝罪に誠意を感じられないからでしょうね。
効果的な謝罪法というのが求められている気がします。
もちろん仕事上のトラブルに限らず、家庭内・友人間でのトラブルでも役に立つことでしょう。
今は謝る必要がない人も、トラブルはいつやってくるか分かりません。
「できるだけ早く謝る」ことがポイントですから、あらかじめ本書で予習しておいて、いざというときにすぐに行動に移せるようにしておくといいかもしれません。
【速読のポイント】
まずは、パラパラと本をめくり、1ページにでかでかと書かれたメモを拾い読み、エピローグの後に掲載されているまとめを読むといいでしょう。
これだけでも一分間謝罪法はある程度学ぶことができます。
物語形式につきものの風景描写をいちいち熟読する必要はないでしょう。ストーリーそのものを味わう必要がないからです。
本書のキモは、大半が登場人物同士の会話にあります。
会話以外は思い切って飛ばしてしまってもいいかもしれません。
もっとも、140ページ程度なので、最初から最後まで読んでもそれほど時間はかかりませんが。
【こんな人に】
・企業の幹部
・部下に謝る必要がある上司
・配偶者・恋人に謝る必要がある人
【関連書籍】
本書に出てくる「一分間マネジャー」に関しては、この本を読むともっとよく理解できます。
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!
【目次】
『旅』
『社長』
『若者』
『<一分間マネジャー>』
『<一分間謝罪法>』
『降伏すること』
『降伏すること―まとめ』
『誠実であること』
『誠実であること―まとめ』
『結果にこだわらないこと』
『職場での、家庭でのあやまりかた』
『責任を負うこと』
『自分への評価』
『自分にあやまること』
『自分を尊重することと<一分間謝罪法>』
『誤りを正すチャンス』
『感謝のあらわしかた』
『真実をあきらかにする時』
『社長の<一分間謝罪法>』
『エピローグ』
『<一分間謝罪法>−まとめ』
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