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書は身を助く

どんな本にも必ず学べることがある。ビジネス書から小説まで、読んだ本のエッセンスを毎日紹介します

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世界一身近な世界経済入門

【本日の一冊】



門倉 貴史 著 「世界一身近な世界経済入門」 P

水不足時代の到来で、これからは海水の淡水化や汚れた工場用水の浄化・再利用などに使用する「濾過膜」のビジネスが活況を呈することになるだろう。東レ、東洋紡、日東電工など日本には優れた「濾過膜」製造技術を持つ繊維・化学メーカーがたくさん存在するので、これらの企業の国内外での活躍が期待される。


【感想】


本日紹介するのは、身近な食品・商品の価格上昇を題材に世界経済のトレンドが学べる一冊です。


食料品の値段が上がっていますね。
我が家では買い物は主に私が行くことになっているのですが、ここ最近は食料品の価格上昇を身に染みて感じます。
食料の自給率が低い我が国にとって、輸入品の値上がりは非常に痛いですね・・・。

食料の他には、ガソリン価格がよく話題になります。
我が家には車はないので直接は関係ないのですが、最近のガソリン価格の動向に頭を悩ましている人も多いでしょう。

ガソリンの値段が上がるということは、輸送コストが上がるということ。
いくら車がないとはいえ、我が家の家計にも少なからず影響はあるはずです。


コーヒー豆の価格が上昇している、という話題から、本書は始まります。
世界中でコーヒーの消費量が増えてきていることが原因なのですが、その背景にあるのが新興国の爆発的な経済発展にある、ということを、様々なデータを用いて解説していきます。

章が進むにつれて、原油や天然ガス、レアメタルなどの天然資源の話にシフトしていきます。
身近な話題から徐々にスケールを大きくしていくという本書の流れは、経済に馴染みのない人も十分引きつけるものがあります。
読んでいくうちに、自然と自分の視野が広がっていく感じがしますね。

それにしても、低い食料自給率に乏しい天然資源。
海外からの輸入に頼り切っている我が国は、この激しい変化を乗り越えていけるんでしょうか。
なんだか心配になってきます。


本書を読んでて一番意外だったのが、VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンの頭文字)という造語は
著者が代表を務める「BRICs経済研究所」が提唱したというところです。(P172)
日本人が言い出したとは全く知りませんでした。

本書を読めば、毎日の生活が世界経済と密接に関係していることがよく分かるようになります。
普段の生活で世界経済・国際情勢を意識していない方は、一見の価値ありです。


【速読のポイント】


世界経済入門と銘打ってあるとおり、現在の世界経済の現状を把握できるようなものになっていますが、一方で、
コーヒーの歴史やウナギの生態にも言及しているちょっとユニークな面も。
雑学が学べる一方、経済の話からは少し脱線するので、そのあたりは飛ばして読んでもいいかもしれません。


【こんな人に】


・食料品の値上げの理由を知りたい人
・新聞の国際面を敬遠する人
・漫然と毎日を送っている人


【関連書籍】


身近な商品を題材にした経済入門本は、他にも色々ありますね。
以前紹介したこちらの本もなかなか読み応えがあります。

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学

紹介エントリ
取引コストに着目せよ(スタバではグランデを買え!)


【目次】



第1章『コーヒー党、世界各地で急増中』
第2章『寿司ブーム、BRICsに上陸』
第3章『原油高とティッシュペーパー』
第4章『CO2とオレンジジュース』
第5章『レアメタルをめぐるお国事情』
第6章『世界経済を制する新興国市場』
第7章『成長と環境破壊のジレンマ』


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二日に一冊読破を目標としている30代エンジニア

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